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プロジェクト管理の方法|主要な手法と自社に合った選び方

プロジェクト管理の手法にはさまざまな種類があり、「結局どれを選べばいいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
手法そのものに優劣はなく、事業の特性やチームの状況に合ったものを選ぶことが成功の鍵になります。

この記事では、主要なプロジェクト管理手法を整理し、自社に合った選び方を解説します。

プロジェクト管理手法を検討する際の判断軸

プロジェクト管理の方法を選ぶ前に、まず自社のプロジェクトの性質を整理しておくことが重要です。
判断軸となるのは主に3つあります。

1つ目は「要件の確定度」です。
ゴールやスコープが最初から明確に決まっているプロジェクトと、進めながら方向性を探るプロジェクトでは、適切な管理手法がまったく異なります。

2つ目は「チーム構成と規模」です。
少人数で動く場合と、部門横断・外部パートナーを含む大規模体制では、進捗共有や意思決定の仕組みが変わります。
3つ目は「変更頻度」です。

計画どおりに進めたい案件と、市場の反応を見ながら柔軟に変えていく案件では、求められる管理の柔軟性が違います。

プロジェクト管理の主要な手法

ウォーターフォール型

要件定義→設計→実行→テスト→納品と、工程を順番に進める手法です。
各フェーズの成果物が明確なため、進捗が可視化しやすく、大規模プロジェクトや受託開発に向いています。

一方で、途中での仕様変更に弱く、初期の要件定義に十分な時間をかける必要があります。
建設や製造業のプロジェクト、法規制対応など、ゴールが明確な案件に適しています。

アジャイル型

短い開発サイクル(スプリント)を繰り返しながら、成果物を段階的に改善していく手法です。
顧客のフィードバックを随時取り込めるため、要件が流動的なプロジェクトに強みを発揮します。

新規事業の立ち上げやサービス開発など、市場の反応を見ながら方向を調整したい場面で効果的です。
ただし、チーム全体の自律性とコミュニケーション頻度が求められます。

WBS(Work Breakdown Structure)

プロジェクトの成果物を細かいタスクに分解し、階層構造で整理する手法です。
特定の管理フレームワークというよりも、あらゆるプロジェクト管理の基盤として使われます。
タスクの抜け漏れ防止や工数見積もりの精度向上に役立ち、ウォーターフォール型・アジャイル型のどちらとも組み合わせて活用できます。

ガントチャート

タスクの開始日・終了日・依存関係を横棒グラフで可視化する手法です。
プロジェクト全体のスケジュールを俯瞰でき、メンバー間の認識合わせに効果を発揮します。
複数の担当者が並行して動く案件や、納期が厳密に決まっているプロジェクトで特に有用です。

Excelやプロジェクト管理ツールで簡単に作成でき、導入のハードルが低い点も魅力です。

カンバン方式

「未着手」「進行中」「完了」といったステータスでタスクを管理するシンプルな手法です。
ボード上でカードを動かすだけなので、チーム全員が現在の作業状況をひと目で把握できます。

定常業務やルーティンワークの管理、少人数チームでの運用に向いています。
TrelloやNotionなどのツールで手軽に始められます。

自社に合ったプロジェクト管理方法の見つけ方

手法の選択で最も大切なのは、「自社のプロジェクトの特性に合っているかどうか」です。
ゴールが明確で変更が少ない案件にはウォーターフォール型、不確実性が高く柔軟な対応が必要な案件にはアジャイル型が馴染みやすいでしょう。

ただし、実際のプロジェクトでは複数の手法を組み合わせるケースがほとんどです。
全体のスケジュール管理にはガントチャートを使いつつ、実行フェーズではカンバンで日々のタスクを回す、という使い分けは珍しくありません。

まずは現在のプロジェクトで「何がうまくいっていないか」を特定し、その課題を解決できる手法から取り入れていくのが現実的なアプローチです。

プロジェクト管理の手法を導入したものの定着しない、あるいはそもそもどこから手をつけるべきかわからない場合は、外部の視点を入れることで突破口が見えることがあります。
プロジェクトの全体設計から進行管理の仕組みづくりまで、実務に入り込んで伴走できるパートナーがいると、推進力が大きく変わります。

プロジェクトの進め方にお悩みなら、まずは現状の整理から始めてみませんか。

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